2025/06/10 14:26
家庭でもおいしいドリップコーヒーを楽しむための基本手順をご紹介します。
豆の量・挽き方・お湯の温度・注ぎ方など、それぞれの工程のやり方で、コーヒーの味が大きく変わります。
1.豆とお湯の量を決めましょう
コーヒーの濃さは、豆とお湯の比率で決まります。
基本の目安は、豆1に対してお湯12~15倍です。
- 例:豆10g → お湯120~150cc
- ※浅煎りの豆は、やや多めに使うと味がしっかり出ます。
2.豆を挽きましょう
コーヒーグラインダーで、豆をお好みの粗さに挽きます。
(おすすめは「中粗挽き」です)
- 細かく挽くと、苦味やコクが強くなり、抽出時間も長くなります。
- 粗く挽くと、お湯が早く落ちて酸味が強調され、軽やかな味になります。
豆の挽き具合によって、抽出される成分のバランスが大きく変わります。
お好みに合わせて調整しましょう。
3.ドリッパーとペーパーを準備しましょう
ドリッパーにペーパーフィルターをセットします。
紙のにおいが気になる方は、お湯でフィルターを軽く湯通しするとよりクリーンな味わいになります。
※今回は「ハリオV60」や「カリタ」など、一般的なドリッパーを使うことを想定しています。
4.お湯を注ぎましょう(重要!!)
お湯の温度と注ぎ方は、コーヒーの味を大きく左右します。
■ お湯の温度(おすすめは85℃!!)
- 温度が高い(90℃以上) → 苦味・渋味が出やすい
- 温度が低い(85℃前後) → 酸味や甘味が引き立ちやすい
沸騰したお湯で淹れると非常に不味いコーヒーが出来上がってしまいます。
温度計のない方は、沸騰したお湯をドリップポッドに移して少し待つとちょうどいい
温度になっています。
■ 注ぎ方の手順
- 最初に30cc程度のお湯を粉全体に、円を描くように注ぎます。
- そのまま30秒ほど蒸らして、粉全体にお湯が染み渡るのを待ちます。
- その後、数回に分けてゆっくりお湯を注ぎ、合計1分30秒~2分程度で抽出を終えます。
- ※最後までお湯が落ちきるのを待たずに、ドリップを止めても大丈夫です。
- おいしいコーヒーの出来上がり
【補足】ミルクを入れる場合
ミルクを加える場合は、コーヒー+ミルクの量の合計に対して、豆の量が12~15倍になるように
調整してください。
この比率を守ることで、ミルク入りでもバランスの良い味わいになります。